今回はTOEICの必要性・重要性について考えてみます。仮に、いま必死に勉強している資格TOEICが就職やキャリアアップに繋がらなかったら勉強する意味ないですよね?
みなさんこんにちは!フィリピン留学カウンセラー・英語学習アドバイザーのりょーたです。
日本ではかなりの需要があるビジネス英語力をはかる資格TOEIC。いま一度どれだけTOEICが社会で役立つのかを検証してみます!
*インタビューはTOEIC公式サイトの過去記事(2015年)を参照しました
(引用URLは現在飛べないようになっています。04/10/2017付け)
日本・アジア諸国でのTOEIC需要
TOEICは就活に、転職に、進学に役立つとよく言われますよね。就活生なら必ず一度はそのように聞かされていると思います。また最近は就活やキャリア以外でも大学入試の合格基準にされています。
少なからず、今の日本社会においてTOEICの影響力は多大なるものです。
まさに日本はTOEIC大国であると個人的に思います。なぜそうなったのかは分かりませんが、事実としてTOEICの重要度はかなり高いです。しかし、他のアジア諸国を見てみると意外とそうでもありません。
韓国は以前までTOEICが重要視されていましたが、今ではその勢いを失い、IELTSへと移行をしています。この傾向は韓国だけではなく、ベトナムでも起こっています。
留学関係者から最近よく聞くのはTOEICは日本だけで通用するということです。アメリカに留学するならTOEFL、イギリスへの留学や移住に役立つのはIELTSです。
残念ながら日本を除くアジアでのTOEIC需要は落ちています。しかし、日本での需要は下がる気配はありません。その理由として考えられるのが、TOEICが企業の昇進条件・採用条件などに採用されているちうことです。
全日本空輸(ANA)の人事に聞いてみた
誰もが知っているANA!毎年の大学生就職ランキングでも大人気の企業です。
航空会社という事もあるので英語力が必然と必要になりますよね。業界でもトップクラス、新卒就職ランキングでも大人気の会社の人事はTOEICについてどう思っているのでしょうか?
ANAの人事の方がTOEIC公式サイトに回答したものを要約します。以下の質問と答えをピックアップしました。
質問
① 新卒採用の際に、TOEICスコアをどのように活用されていますか?
② どういった職種で英語を使う機会がありますか?
③ 昇進、昇格、海外駐在者選抜などで、TOEICテストを活用していますか?
答え(要約)
① 採用では人物重視、ただ目標として600点~700点を求む
② 多くの職種で必要、今後は更に英語力が必要になる
③ 活用している、TOEIC730点以上ないと仕事の幅広がらない
インタビュー全体の要点
・新卒採用に際して、語学力を重視する傾向は高まる
・国際線事業規模を拡大するから、今後はもっと英語力求められる
・今まで必要としなかった部署でも、英語が必要になる可能性もある
・昇格・昇給などの基準にTOEICスコアが基準とされている
・人物重視だから新卒採用にTOEICの基準はないが
英語ができないと入社後に大変になる
グローバルに事業を展開している代表的な航空会社なので、①②③の答えは当然ですね。語学より人物重視だけどTOEICがあれば評価されなにより入社後に有利になる。
TOEIC730点以上あって人間性の魅力が溢れてれば採用圏内という印象です。
ポイントは入社後
ぼくの外資系企業に就職していた先輩は「TOEIC730点以上のスコアがないから昇進できなかった。だから会社を辞めてスコアアップのためだけにフィリピン留学に来たんだ。」と語ってくれました。
でもこのインタビューで注目したいのが語学だけでなく人物・人間性・人格の部分だと思います。英語力の重要性と必要性について細かく語ってくれましたが、やはりどれだけTOEICスコアが高くても、それだけでは採用はしないという事が分かりました。
TOEICに関して自信がない方↓
こちらの記事を是非読んでみて下さい。
NTTドコモの人事に聞いてみた
NTTドコモは通信業界でトップクラスの企業までに大躍進しました。国内シェアが多い業界でも、英語力は必要になるのでしょうか?
質問
① 新卒採用の際に、TOEICスコアをどのように活用されていますか?
② どういった職種で英語を使う機会がありますか?
③ 昇進、昇格、海外駐在者選抜などで、TOEICテストを活用していますか?
答え
① TOEICが直接採用に影響しない、しかし「努力している」という評価
② 携帯端末メーカでも、英語使う機会は多い
③ 基準は設けてないが、英語は仕事において必要不可欠
全体を要約すると
・新卒採用の時は語学より面接を通して、挑戦心、行動力、個性などの人物を見る
・通信業界だが、今後はグローバル規模に事業展開する
・英語力は今後更に必要になってくる
・TOEICは必須の基準ではないが
・TOEICのスコアがあれば評価は受ける
TOEIC高得点取得してれば即採用というそんな甘い話はありませんでしたね。笑
やはり2つの企業も「人」「人物」に重きを置いてますね。しかし、特筆すべきは国内メインの大手企業でも英語力を必要としているということ。また、TOEIC高得点があれば多少の評価の対象になるという事です。
NTTドコモの場合は肩書きや基準としてのTOEICは存在しないが、今後英語力というスキルは求められるという事が分かりました。
TOEICのメリットまとめ
最後に、TOEICのメリットをまとめてみました!そして感じるTOEICのメリットは就活に役立つだけでなく入社後に多くのチャンスを貰えることだと思います。
つまり入社後に自分が楽になること!余裕が持てる!社会人になったら、専門知識を覚えたり
会社の仕事に追われたり、、、etc
色々と忙しくなると思うので
語学を学ぶタイミングは学生が一番だと思います。
現在、社会人を辞めてまでTOEICスコアアップのためにフィリピン英語留学をする方が増えています。そういう方は学生時代に英語を勉強しなかった人がほとんどです。
社会人になってから英語学習を初めても、なかなか実にならないという現状もあります。なので、時間がある学生時代に英語力を高めてTOEIC高得点も取得していると、入社後に自分が楽になれると思います。
・TOEICがあれば即採用!みたいな甘い話はないが、評価はされる
・入社後の仕事の幅が広がる、入社後に他の同期より一歩先へ
・昇進・転職に有利
・仕事の幅が広がる
・就職に有利
・キャリアアップに繋がる
・大学入試の合格基準など、様々な基準にされる